骨粗しょう症とは
骨の強度(骨密度)が低下してしまい、骨折しやすくなる状態を骨粗しょう症と言います。
骨粗しょう症の患者さんの多くは、閉経後の女性です。その理由として閉経によって著しく減少するエストロゲン(女性ホルモン)の分泌不足が挙げられています。なぜならエストロゲンには、骨の新陳代謝に対して骨吸収のスピードを緩める効果がある成分が含まれているからで、これが不足すると骨吸収のスピードは加速し、骨形成が追いつかなくなるためです。
主な症状
骨量が低下する過程で疼痛などの症状が出ることはありません。そのため放置され骨量はさらに低下するようになります。しかし、背が低くなったり背中が丸くなった方は背骨が自然に潰れていると思われます。なお骨粗しょう症の患者さんは、手首(橈骨遠位端骨折)、背中から腰(脊椎圧迫骨折)、足のつけ根(大腿骨近位部骨折)の骨折が多く、なかでも大腿骨近位部を骨折すると寝たきりになる可能性もあります。
検査について
当院では骨密度測定にDXA法を行います。従来からの腕や踵による検査法に比較し、より正確な測定が可能です。骨粗鬆症の予防と治療ガイドラインでは腰椎および大腿骨近位部の2部位のDXA法による測定が推奨されており、当院でもこの2部位で測定を行います。
また採血検査ではビタミンDや骨吸収マーカー、骨形成マーカーの測定を行い、患者さんそれぞれに合った薬を処方します。
DXA法とは
2種類の異なるX線を測定部位に照射し、その透過度をコンピュータで解析し、骨量を調べます。X線の照射時間は短いので放射線の被爆量はごくわずかで、痛みが伴うこともありません。
診断方法ですが、20~30代の方の骨密度の平均値を100%とした場合、被検者の骨量がどれくらいあるかで判断します。骨密度が20~30代の方の70%以下となると骨粗しょう症と診断されます。
治療について
骨粗しょう症では薬による治療が中心となりますが、運動などの生活習慣の改善も重要です。宇宙では、骨への荷重負荷がかからないために骨からカルシウムが放出され、骨粗しょう症患者さんの約10倍の速さで骨量が減少することをご存じでしょうか。骨を丈夫にするためにはウォーキングなどの荷重負荷がかかる運動が大切です。将来の骨折予防、きれいな姿勢を維持するためにも、自分にあった薬を続けて荷重負荷のかかる運動を行いましょう。
- 院長
- 中谷 知薫
- 診療内容
- 一般整形外科
リハビリテーション
骨粗しょう症
小児整形外科
ロコモティブシンドローム
訪問リハビリ
交通事故 - 住所
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埼玉県戸田市新曽984番地1 - TEL
- 048-291-8200
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